Profile
山下絵理奈 ERINA YAMASHITA
●1987年/札幌生まれ現在砂川市在住
●2005年/自宅で飼っている愛猫をモデルに絵を描き始める
●2007年/「猫の足あと」結成
●2014年/北門信用金庫・普通預金通帳の表紙に採用される
●2016年/東京都美術館「第40回悠美会国際美術展」招待参加
●2017年/第62回新道展 新人賞受賞
●2018年/東京ドームシティGallery AaMo「ねこ画展」参加
●2020年/東急デパートにて「猫レクション2020」参加
●2021年/ART DEMOCRACY2021 ファイナリストに選出される
●2022年/大丸デパートにて「SAPPORO猫フェス2022」参加
●2022年/大通美術館にて「山下絵理奈展」開催
●2022年/新十津川町ギャラリー猫にて
「第8回山下絵理奈展」開催
●2022年/東京広尾ギャラリーミルフルーブにて
「第4回山下絵理奈展」開催
2023年3月ギャラリーエッセにて「山下絵理奈展」開催予定
毎年札幌および近郊他、東京で個展を開催、またイベントなどに多数参加している 。
独学で制作しており、その個性的な色使いやオリジナリティあふれる猫の表情は
見る人に元気と癒しをあたえている。
自閉スペクトラム症及び知的障害がありと診断される。
山下絵理奈プロフィール-.pdf
「絵理奈の絵に出会って・・・上村美鈴」
文芸春秋の編集長を退任したばかりの上村美鈴さんにお会いしたのは、確か2010年だったと思う。当時、谷中で「猫町カフェ29」を経営してらして、とても多忙な毎日を送られていたなか、「山下絵理奈の絵を多くの人に知ってほしくて、猫に関するお店を回っており、札幌から来た」ことを伝えると、ポートフォリオを見てくださり一目で山下絵理奈の絵を気に入ってくださった。それからことあるごとに相談に乗って頂いて・・・いつも頼りにしている存在です。
今回のHPリニューアルに際して寄稿してくださったのでご紹介したいと思います。
山下絵理奈さんのこと
山下絵理奈さんの絵に出合ったのは、2010年?の春?だった。絵理奈さんのプロデューサー只野孝子さん(ギャラリー「猫の足あと」オーナー)が、フリー編集者の私と実弟が営む東京・谷中の「猫町カフェ29」に、ポストカードの店売依頼に訪れたときだった。
絵理奈さんの猫の絵の印象は強烈で、カードに描かれた猫の大きな目が、まるで私の心を見抜くように見つめていて、目をそらすことができなくなってしまった。デフォルメされ、擬人化されたピンクや灰色の猫の耳、太く長い尻尾、大雑把とも思われる大胆な輪郭、その力強さは、猫たちの息づかいさえもきこえてくるようであった。
のちに、札幌の絵理奈さんに会いに行ったときのこと、眼の前で私をじっと見つめる小柄な彼女の澄んだ瞳は、あのときのポストカードの猫の目のようで、気負って会いにいった心のうちが知られてしまったかと、気恥ずかしい思いがしたのだった。
1987 年札幌市に生まれた絵理奈さんは、2005 年平岸中学校のぞみ分校を卒業し、母親とともに砂川市に転居した。まもなく病弱な母親が亡くなり、2匹の愛猫たちと暮らす絵理奈さんは、幼少から絵の才能に優れ、色鉛筆、油彩、クレヨンなどの画材を自在に駆
使して、猫たちをモデルに絵を描き始める。その絵は、当時の猫ブームの可愛らしい猫の絵やイラストとは一線を画し、猫を力強く捉えた色彩豊かな画風で、出展した多くの猫展でも評判となった。
次第にアクリル画に転じ、奥行きのある大胆な構図の背景には、色とりどりの花々やモザイクなどの艶やかで繊細な模様が加わった。季節の服を着た主役の猫たちの動きは表情豊かで、以前よりも丁寧に描かれ、物語が連想される見事なシーンを創り出した。
また2019年から猫の肖像画制作の受注を受けるようになったが、愛猫の写真付きで依頼した人が、「まるで私の猫の性格まで知って、描いているようだ」と絶賛した。
絵理奈さんは、2012年頃から紙粘土で創る猫のオブジェの制作にもとりかかっていた。完成したオブジェは、力強い絵理奈さんの絵の特長をそのまま立体に再現した見事なできばえで、「キャンバスからそっくり抜け出したのか?」と人々を驚かせた。
2016 年新道展の入選、翌年の新人賞受賞、その翌年の入選と、絵理奈さんの才能は10年あまりの間に大きく開花した。そして2021年、日本を代表するアーティスト南條史生氏、隈研吾氏、野尻佳孝氏が審査する「ART DEMOCRACY」INCLUSIVE ART FEST 2021のファイナリスト20 に選出され、その栄誉を得た。
絵理奈さんの才能をいち早く見出し、少女時代から約15年もの間、寄り添ってきたギャラリー「猫の足あと」の只野さん夫妻の努力や、周囲の人たちの助力に敬意を表し、そしてなによりも1500 点を数える力作を創り出した絵理奈さんに最大のエールを贈り、今後の活躍に大いに期待したいと思う。
初めて絵理奈さんに会った翌年、再び「猫の足あと」を訪れたとき、壁に立てかけてあったF30号の大きな油彩原画を見て、思いは確実になった。
キャンバスいっぱいに大きな口を開けた猫は、今にも私を頭から呑み込んでしまいそうな勢いの、超弩級の迫力であった。私はますます絵理奈さんの作品から目が離せなくなって現在に至るのだが、いつか絵理奈さんの個展を熊本で開き、災害の多い故郷の人々に紹
介したいと思っている。
2021/12/27 熊本県八代市の自宅にて
<山下絵理奈「猫の足あと」の歩み>
☆ 2005年
「コロちゃん・ミニコロちゃん」を題材に絵を描き始める
☆ 2008年
北海道新聞「猫が届ける母娘の幸せ」掲載
☆ 2009年
南 2 西 2 富樫ビル 8 階に「ミニギャラリー」オープン
札幌・豊栄建設(株)ショールーム:「猫の絵いっぱい展示会」開催
HTB-TV イチオシ!で放映
北海道新聞「猫の絵カレンダー完成」掲載
☆ 2010年
岡山県・招き猫美術館「第 3 回招き猫イラスト大賞」入選
札幌二番街商店街活性化の「うちわ」に採用
☆ 2011年
札幌・丸井今井本店ギャラリー「猫の絵いっぱい展示会」開催
北海道新聞「えりちゃんの足あと空知に」掲載
砂川・北菓楼本店ギャラリー「猫の絵いっぱい展示会」開催
☆ 2012年
一般社団法人 猫の足あと 設立
8 名の猫作家による「北の猫たち展」開催
札幌・丸井今井本店ギャラリー「第2回猫の絵いっぱい展」開催
谷中猫町カフェにて作品展開催
☆ 2013年
滝川珈琲工房ピーベリーにて「第 1 回いつも一緒展」開催
11 名の猫作家による「第 2 回北の猫たち展」開催
札幌市主催「花フェスタ」参加
岡山県倉敷市天満屋主催「北のクラフト作家展」参加
浅草ブレーメンハウス「猫・ネコ・ねこ展」開催
☆ 2014年
北門信用金庫・普通預金通帳の表紙に採用される
12名の猫作家による 「第3回北の猫たち展」 開催
滝川珈琲工房ピーベリーにて「第2回いつも一緒展」開催
札幌市主催「花フェスタ」 参加
白老・海の別邸ふる川にて「猫びより二人展」参加
浅草ブレーメンハウス第 2 回「猫・ネコ・ねこ展」開催
☆ 2015年
北門信用金庫ロビーにて展示会開催
ギャラリーランクスアイ(目黒)「猫いろいろ展」参加
11名の猫作家による「第4回北の猫たち展」開催
高円寺ギャラリー来舎「文月のねこ展」参加
白老・海の別邸ふる川にて「海辺の三人展」参加
伊勢「野遊びどころアートクラフト展」参加
新十津川町・ギャラリー猫にて「秋の日のねこ便り展」開催
浅草ブレーメンハウス第3回「猫・ネコ・ねこ展」開催
滝川珈琲工房ピーベリーにて「第3回いつも一緒展」開催
☆ 2016年
東京都美術館にて第40回記念「悠美会国際美術展」招待参加
北門信用金庫ロビーにて展示会開催
NPO法人ゆう主催「そらちエイブルアート展」参加
11名の猫作家による「第5回北の猫たち展」開催
白老・海の別邸ふる川にて「海辺の三人展」参加
第61回新道展にて「手をとりあって」初受賞
新十津川町・ギャラリー猫にて「秋の日のねこ便り展」開催
浅草ブレーメンハウス第4回「猫・ねこ・ネコ展」開催
滝川珈琲工房ピーベリーにて「第4回いつも一緒展」開催
☆ 2017年
北門信用金庫ロビーにて展示会開催
ギャラリーBISSEにて「春ごよみ猫だより」展開催
札幌PARCOにて「第6回北の猫たち展」開催
仙台またたび堂にて「猫の足あと展」開催
第62回新道展にて「花びより猫びより」新人賞受賞
白老・海の別邸ふる川にて「海辺の三人展」参加
新十津川町・ギャラリー猫にて「秋の日のねこ便り展」開催
ギャラリーBISSEにて「山下絵理奈展」開催
東京広尾にて「第5回山下絵理奈展」開催
滝川珈琲工房ピーベリーにて「第5回いつも一緒展」開催
☆ 2018年
北門信用金庫ロビーにて展示会開催
BISSEギャラリーにて「街角の猫たまに犬展」参加
東京ドームギャラリーAaMoにて開催の「ねこ画展」参加
札幌PARCOにて「第7回北の猫たち展」開催
札幌三越ザ・ステージにて 「猫がいっぱい展」参加
第63回新道展「Identityあふれる個性」入選
白老・海の別邸ふる川にて「海辺の三人展」参加
新十津川町・ギャラリー猫にて「秋の日のねこ便り展」開催
東京広尾にて「第6回 山下絵理奈展」開催
滝川珈琲工房ピーベリーにて「第6回いつも一緒展」開催
☆ 2019年
北門信用金庫ロビーにて展示会開催
BISSEギャラリーにて「雪降る街のハンドメイドステージ展」参加
東京・ギャラリー猫の引出しにて「紙の猫展」参加
札幌PARCOにて「第8回北の猫たち展」開催
札幌東武ホテルb'sKafeにて「夏あそび 晴れたりやんだり」開催
白老・海の別邸ふる川にて「海辺のcollect ion」開催
BISSEギャラリーにて「山下絵理奈展」開催
東京広尾にて「第7回 山下絵理奈展」開催
新十津川町・ギャラリー猫にて第5回「晩秋のねこ便り展」開催
滝川珈琲工房ピーベリーにて「第7回いつも一緒展」開催
☆ 2020年
白老・海の別邸ふる川にて「海辺のcollection」開催
札幌東急百貨店にて「猫レクションinさっぽろ東急百貨店」参加
新十津川町・ギャラリー猫にて第6回「晩秋のねこ便り展」開催
札幌 BISSEギャラリーにて「山下絵理奈展」開催
BISSEギャラリーにて「山下絵理奈展」開催
☆ 2021年
NAKAHARA DENKIギャラリーにて「山下絵理奈展」開催
神戸阪急百貨店「まるごと猫フェスティバル2021」参加
新十津川町・ギャラリー猫にて第7回「晩秋のねこ便り展」開催
札幌東急百貨店にて「猫レクションinさっぽろ東急百貨店」参加
ART DEMOCRACY2021ファイナリストに選出されてエキシビション参加
☆ 2022年
大丸藤井セントラル「猫祭2022」参加
大丸デパート「SAPPRO猫フェス2022」参加
札幌大通り美術館にて「山下絵理奈展」開催予定
<北海道の画家 イラストレーター:癒しの猫絵画家 山下絵理奈>
1987年 北海道・札幌生まれ。
自閉スペクトラム症及び知的障害がありと診断される。 現在、北海道砂川市在住、癒しの猫絵画家。 絵のほかに塑像(そぞう:粘土や石膏を材料として作った像)なども制作しています。 猫好きの方でなくても、見る人をほっとさせる猫の表情には思わず笑みがこぼれます。
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現在、委託をお願いしているショップのご案内
お近くをお立ち寄りの際にはぜひお越しください。
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☆ シアターキノ
〒060-0063
札幌市中央区南3条西6丁目南3条グランドビル
Tel 011-231-9355
http://www.theaterkino.net/
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☆ NPO法人ツキネコ北海道
〒060-0006 北海道札幌市中央区北6条西25丁目1−6
Tel011-641-8505
https://tsukineko.net/
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☆ やまぶどう・くるみ籠 土の音
〒047-0032 小樽市稲穂3丁目11-1 中央市場1棟
Tel 090-1887-4186
https://otaru.mypl.net/shop/00000362515/
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☆ 岩瀬牧場 ファームレストランリヴィスタ
〒073-0107 北海道砂川市一の沢237−6
Tel 0125-53-5071
http://www.iwasefarm.co.jp/
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☆ 田代島にゃんこ共和国 島のえき
〒986-0023 宮城県石巻市田代浜仁斗田147−1
Tel 080-6105-9346
https://www.nyanpro.com/index.html
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☆ 鎌倉ねこや
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷1丁目16−24
Tel 0467-22-8087
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